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緊急企画!ヒブワクチン!!

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ヒブとは、「ヘモフィルス-インフルエンザb型菌(Hib:Haemophilus influenzae Type b )」のことですが、今大流行している新型インフルエンザなどのいわゆる「インフルエンザワクチン」とは関係ありません。
h1b2.jpg ヘモフィルス-インフルエンザb型菌は、髄膜炎(細菌性髄膜炎)や肺炎などを起こす病原体の細菌です。WHOによれば、2000年1年間に、ヘモフィルス-インフルエンザb型菌により、全世界で、200万-300万人の肺炎・髄膜炎などの重症患者が発生し、小さいこどもでは386,000人が死亡していると推計されています。
※参考:横浜市衛生研究所の横浜市感染症情報センター

ウィルス性髄膜炎と細菌性髄膜炎

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髄膜炎は、脳や脊髄(せきずい)を包む髄膜に細菌やウイルスが侵入し、炎症を起こす病気です。大きく分けてウイルス性(無菌性)と細菌性があり、細菌性は4歳以下、ウイルス性は新生児と4~7歳ごろに多いとされています。

ウイルス性の場合は、夏風邪やおたふくかぜウイルスによるものが多く、重症化することはほとんどありません。安静にして水分補給をすれば1~2週間で自然治癒し、後遺症も事実上ないとのことです。

細菌性髄膜炎は化膿(かのう)性髄膜炎とも呼ばれますが、ウィルス性よりも発症頻度は低いものの、年間1000人近くの子どもが発症し、約5%が死亡、約25%に手足のまひや発達の遅れ、難聴、てんかんなど後遺症がみられるとのことです。原因菌はHib:ヘモフィルス-インフルエンザb型菌が6割以上、肺炎球菌が3割近くとなります。

判断が難しい細菌性髄膜炎の症状

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細菌性髄膜炎の治療には通常2週間から1カ月程度かかりますが、治療開始が早ければ早いほど、重症化や、後遺症の発症を防ぐ可能性も高まります。

しかし、症状として発熱はほぼ全例、嘔吐は約半数でありますが、それらの症状は風邪や嘔吐下痢でも見られるものです。脊髄に針を刺す髄液検査は簡単にはできないことから、開業医が初診で髄膜炎と確定診断するのは事実上、困難と言わざるを得ません。

風邪によく似た細菌性髄膜炎の症状
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細菌性髄膜炎の治療

日本における罹患(りかん)率は、5歳未満で人口10万人あたり8.6~8.9人、年間約600人が罹患すると推定されており、適切な治療を早期に行っても、5%の患者が亡くなり、15~20%にてんかんや聴力障害などの後遺症が残るといわれる髄膜炎。

治療は主に高用量の抗生物質の静脈内投与です。脊髄(腰椎)穿剌で検査(髄液検査)し、細菌性髄膜炎が疑われたら、ただちに行われます。非常に容体の悪い場合は脊髄穿刺を行う前に抗生物質を投与される場合もあります。
なお、生後6週間を過ぎた子どもには、永続的に神経障害が残るのを予防するためにコルチコステロイド薬を投与します。


しかし、最近はHibの薬剤耐性化が急速に進み、抗生物質が効かない耐性菌が増えており、Hib感染症の治療が難しくなっている状況です。

求められる予防のためのワクチン

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診断も治療も難しい細菌性髄膜炎。予防が最大の決め手といえ、医師の中でも「根本的解決策はワクチン接種で発症を防ぐしかない」との見方も強いようです。

そんな中、Hibワクチン「アクトヒブ」は2007年1月に承認され、08年12月に発売(医療機関向け)となりました。接種は0歳時に3回、1年後に1回の計4回が必要で、合計3万円前後の費用がかかります。現在は「任意接種」として実施されており、費用は全額自己負担のため、普及が難しいとして、日本外来小児科学会、日本小児科医会などが国や自治体の責任で誰もが無料で受けられる「定期接種」としてHibワクチンが認可されるよう、国に強く要望していますが、まだまだ時間がかかるでしょう。

ヒブワクチンは現状任意接種であり自己負担額も高額ですが、きちんと検討したほうがよいでしょう。

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